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本の価値を決めるのは誰か

2016.05.7


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皆様こんにちは。採用チームの松浦です。

今回は、普段の採用ブログとはちょっと違った、ちょっとだけ過激な意見を大発表の巻。
 

 

長年しっくりこないこと

 
本棚

 

私は本が好きです。

近所のTSUTAYAでもう何人の諭吉さんとさようならしたやら…

 

もともと、本というよりは文字を読むことが幼いころから好きだったのです。

飲み干して空になったリンゴジュースの成分表示を読めもしないのにじーっと見つめたり、

幼稚園のお絵かき帳に見よう見まねで、(それこそお絵かき感覚で)漢字を写し取ってみたり、そんな子でした。

なんでだったんでしょうね、謎です。

 

自宅の中に小さな図書館を開いている祖父は、いつも古びた紙の匂いがしました。

休みの日の父は寝っころがって歴史小説や雑誌を読みふけり、本棚から溢れて母が呆れていました。

そんな家で育ってきた影響なのかもしれませんし、

妹がまったく本を読まないところを見ると、生まれ持った気質なのかもしれません。

家で「本を読め」と言われたことは今まで一度もなかったですし、

「こんな本をこんなふうに読め」と言われた記憶もありません。

 

だからなのでしょうか、「みなさん、本を読みましょう!こんな本を読みましょう」という、

読書という行為そのものが持ち上げられているようにも思える、世間の風潮がどうにもしっくりこないのです。
 

 

さよなら絵本

 
星空

 

はじめてその違和感を覚えたのは小学校1年生の夏休み、近くの小さな塾に通っていたときです。

そこでは、親の迎えを待つ間は本を読んで待っているという決まりになっていました。

絵が可愛くて気に入っていたピーターパンの絵本を読んでいたある日、塾長のおばあさんが

「もう大きいのに絵本なんて。絵本は幼稚園まで。本を読みなさい」と私から絵本を取り上げてしまいました。

「絵本が幼稚園までなんて誰が決めたんだろう」と悔しくて泣きました。

今でもピーターパンの絵を覚えているくらいです。

自分の好きな世界が、ちょっと否定されたような気持ちだったのだと思います。

 

そうして泣く泣く絵本と距離を取った小学1年生の私が手を出したのは、

「星座とギリシャ神話」という、図書室で埃をかぶって貸出履歴真っ白な、超マニアックなシリーズ本でした。

挿絵は20ページに1枚しかないし、しかもルネッサンス調で全然可愛くもなかったのですが、

セーラームーン好きでプラネタリウム好きだった私は、

ギリシャ神話のファンタジックな雰囲気にまんまとハマってしまいました。

でも、それは友達には内緒でした。

読むのは図書室の中だけにして、借りる用の本は人気の冒険物や怪談物でした。

好きなものや、好きな世界観を否定されたり、決めつけられるのはもう御免だと思っていたのです。

あとは、みんなの知らない公園の穴場スポット的な感じで、自分だけの秘密にしておきたかったのもあります。

 

それからいろんなジャンルの本にはまりましたが、

今でもプライベートで読んでいる本はちょっと内緒にしておきたい気持ちがあります。(笑)

でもおススメを聞かれたら教えます。ちょっとケチなだけです。
 

 

本の価値を決めるのは自分

 
脅し

 

もういい大人ですので、読書を推奨してくれる人に対して反感を覚えることはなくなりました。

むしろこんな本を読んだほうがいいよと教えてくれる人の存在は超ありがたいです。なむなむ。

 

それでも、「なにが面白く、なにが役に立ち、なにが学べるのか」

それは読み手によって違うということだけは忘れません。

誰かが良いと言った本を読むことはとても素敵です。

でも、その本が良いかどうかを決めるのは、誰かではなく私だというのが私のポリシーです。

本は知識と世界を広げるツールで、そっと自分を助けてくれる存在にすぎない

という認識くらいが私にとっては丁度良く感じます。

 

最近では、読書という行為そのものが尊いもののように扱われている気がします。私だけでしょうか。

「せっかくお堅い文章を時間かけて読んでやるんだから、さぞ良い知識をくれるんだろうなぁ!?ああん!?」

なんて、そんな姿勢で本を読む人も多いような気がしてなりません。

なんというか、自分が作者だったらちょっと怖いし悲しいし申し訳ない。

「せっかく美味しくもないダイエット食品食べてやるんだから、さぞ痩せるんだろうなぁ!?ああん!?」

と同じくらい暴論だと思っています。

そんなに簡単に痩せるんだったら世の中みーんなスリムです。

 

 

ま、要するに、そんな怖い顔しないで、もうちょっと気楽に読みましょうよ!と、そういうお話です。

あなたにとって役に立つのは、はたしてそのかばんに入れたままの啓発本、ビジネス本だけでしょうか?

生きるヒントは、何気ない一行に隠れているのかもしれません!

たとえば、この私の文章の中に何かのヒント見つけてくれる人も、いるのでしょうか?

 

それではまた次回!

 
 






採用担当

松浦翔子2015年入社|採用チーム

「愛とカルシウムの戦士セーラービスコ」を名乗る採用担当。
入社時から採用チームでブログ発信の中心を担っている。

松浦翔子




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